「東日本大震災の学校現場から」の講演を聞いて 2

 このページは、以下のページの続きとして書きます。

 「東日本大震災の学校現場から」の講演を聞いて

 このような中、私たちは、どのように子どもの命を守っていったらよいのでしょう。
 私は、教師が、正しいことを教えようとすることを捨てることが、子どもを救うことにつながると考えます。
 このような時代に、正しいことだけを教えようとすれば、何も教えられなくなります。しかし、それでは、SPEEDIの公表をしなかった政府の姿勢と同じになってしまい、子どもを守ることができません。
 何が正しいかわからない時代に、正しい知識をもつ子どもを育てるには、子ども自身に何が正しいかを探求する姿勢をもたせていくことこそが大切なのだと感じます。

 そのことを、2003年に担任していた子どもたちに、イラク戦争とどう向き合わせるかと考えたときに、思いました。

 http://esperanca.at.webry.info/201001/article_3.html
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~jikanwar/iraq/iraq0.htm

 
 今年は、2年生の担任です。1学期に、原発事故に関連して、2年生の子に何を伝えたらいいのだろうと考えました。そして、次のことを伝えました。2年生なりに今起こっていることを考えてほしいと思ったからです。また、放射線の影響は年齢が小さい子どもほど大きいことを、この時代に生きる子どもは、知る権利があると思ったからです。さらに、三重県PTA連合会が始めた福島からの子どもの受け入れに賛同する保護者があり、実際に子どもを受け入れることになったときの準備をする必要を感じたからです。(実際には子どもが来ることはありませんでしたが)

○ イラク戦争前の美しいイラクの写真
○ 2003年にイラク戦争が始まったこと
○ イラクで劣化ウラン弾が使われてから白血病の子どもが増えていること
○ 白血病の子どもの写真とその後の経過
○ 日本人の支援で病状が快方に向かい、将来は医者になりたいと願っている女の子の紹介
○ 劣化ウラン弾からは、放射能が出ていること
○ 放射能をあびた場合の影響は年齢によって違うこと
○ 福島で原発の事故があったこと
○ 三重県のPTA連合会が福島の子どもの受け入れを始めたこと
○ この学年の保護者でそれに名乗りをあげた人がいること
○ 福島から子どもがやってきたら、どのように迎えたらいいだろう。
    中には「放射能がうつる」と言われた子どももいるそうだが、そのことをどう思う?

 もしも、6年生の担任だったら、子どもたちといっしょに調べたり考えたりしたいことがたくさんあります。
 生活科や総合的な学習は、生きる力や問題解決能力の育成をめざしています。問題に向かい合い、葛藤をもち揺さぶられてこそ、これらの力の育成につながるのではないでしょうか。

 今、何もしなかったら、将来子どもたちは、「なぜ本当のことを教えてくれなかったの。」と、私たち大人に大きな失望感をもつことでしょう。大人は信じられないと子どもたちに思わせてはいけない。子どもは私たちの希望であるのに、その子どもが希望を失ってはいけない。
 どんな問題でも、真剣に向き合う教師がいれば、子どもはしっかり歩き出します。そして、私たちが与えた情報の何が正しくて何が欺瞞なのか、見抜く力をもっていくことでしょう。
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック