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zoom RSS 学力テストを違法とした判例

<<   作成日時 : 2014/02/27 21:33   >>

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 今日、学力テストを違法とした判例文を読みました。
 昭和43年に札幌高裁が出した判決文です。学力テストを「教育基本法をはじめとする現行教育秩序に反するものとして違法と断ぜざるを得ない。」とした、胸のすくような痛快な文章です。

   控訴審判決(抜粋)
         札幌高裁  昭43・6・26
        (判時524号24頁)

 このような調査が全国中学校の全生徒を対象として実施される結果、教育の現場において、その調査の結果が各学校又は各教員の教育効果(成績)を測定する指標として受け取られ、したがって各教員を含む学校関係者としても右の調査の結果に関心を持たざるを得ず、これを向上させるため、日常の教育活動を、調査の実質的な主体であり問題作成権者である文部省の学習指導要領に盛られた方針ないし意向・・・に沿って行なうという空気を生じ、教員の自由な創意と工夫とによる教育活動が妨げられる危険があるといわざるを得ない。

 教育基本法10条・・・の趣旨は、・・・かつて我国においてみられた教育の国家統制に対する反省の上に立ち、教育が政治等による不当な支配を受けることなく、国民全体のものとして自主的に行われるべきものとするとともに、教育と教育行政を分離し、教育そのものは人間的な信頼関係の上に立ってはじめてその成果をあげ得ることにかんがみ、教育の場にあって被教育者に接する教員の自由な創意と工夫とに委ねて教育行政機関の支配介入を排し、教育行政機関としては、右の教育の目的達成に必要な教育条件の整備確立を目標とするところにその任務と任務の限界があることを宣明したものと解すべきである。

 前述した同法の沿革、趣旨等からすれば、(教育行政機関の)教育内容および教育方法等への関与の程度は、・・・大綱的基準の定立のほかは、法的拘束力を伴わない指導、助言、援助を与えることにとどまると解すべきである。

 以上述べたところからすれば、・・・本件学力調査は実質的にみて教育基本法をはじめとする現行教育秩序に反するものとして違法と断ぜざるを得ない。

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