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<<   作成日時 : 2014/02/08 11:33   >>

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 今日、2004年にイラクの建築家Raedさんが書かれた、「日本の方々への公開書簡」を読み返し、正に今、この手紙に向き合うことが必要だと思いました。集団的自衛権を日本が認めれば、私たちは何を失うことになるのかが、よく見えます。

 この手紙は、日本人青年の香田証生さんが、イラクの武装勢力に人質にされているときに、書かれたものです。

 日本の方々への公開書簡 2004.10.30

今イラクで起きていることをいかに僕が悲しく思っているかを,みなさんにお伝えしたいと思います。そして,一般のイラク人には,事態に無関係な若い日本人人質の香田さんを見つけるために,あるいは彼を解放するためにできることは,何もないのだということをお知らせしたく思います。

どうかわかってください,一般にイラク人は日本には敬意を抱いています。第2次世界大戦後に国を再建した日本の方々を尊敬しています。あの残虐で非人間的な一般市民に対する核攻撃は,人間の歴史始まって以来,最悪の大量殺人のひとつです。イラク人は日本の文化的体験を信じているし,日本のみなさんがなさってきたこと,今なさっていることから学ぼうとしています。

どうか知っておいてください。僕はこれまで,日本の人々に対して憎悪や敵対心を抱いているイラク人には,まったく会ったことがありません。これらの誘拐事件は,イラク人の多数が抱いている日本の方々への感情を表しているものではありません。僕たちのほとんどは,これらの事件が起こらなかったらよかったのにと願っています。僕たちの文化の関係が,このような暴力的な事件で始まらなければよかったのにと願っています。

しかし残念ながら,今回の誘拐は,前回の日本人誘拐とは異なっています。イラクがこの6ヶ月の間にいかにややこしく混沌とした状況になってしまったか,それを僕は知っています。

どうかみなさんの政府に,イラクから日本の軍隊(military Forces)を撤退させるよう,もっと圧力をかけてください。事態の解決は,ブッシュ政権(あるいはケリー政権)とイラク人に任せてください。これは彼らの為すべきことなのです。ブッシュ政権に,イラクに対する彼らの戦争を正当化するための「国際的」という隠れ蓑を与えないでください。イラクにあなたがたの国の武装集団(your military groups)がいることは,ただ単に,政治的なものなのです。米国政権の誤った対外政策を支持するためだけなのです。人種差別的な「アメリカ帝国のための戦争」を支持することは,あなたがた平和的な国民のしたいことではないでしょう。

どうかお願いです,あなたがたの息子さんや娘さんを,イラクで戦死させないでください。お願いです,あなたがたの一般民間人の息子さんや娘さんがイラクで殺されるようにしないでください。あなたがたの政府にこの新種の大量殺人に参加させ,あなたがたと僕たちの間に暴力と憎悪の恐ろしい歴史を始めないでください。新たな広島・長崎を作るのを,手助けしないでください。



<関連ページ>

 香田 証生さん

ここ、アンマンに香田ホテルという名前のホテルがあります。
2004年10月30日 香田 証生さんがイラクで殺された。
自己責任という言葉で、片付けられた事件。
香田さんに対する日本政府の反応は、冷たいものだった。
その事件を知ってから、どうしても私は彼のことが忘れられなかった…


 イラク日本人青年殺害事件

 【無念】香田証生さん死亡確認、そして彼の真の目的

 香田証生さん殺害犯逮捕か?改めて問われる小泉首相の責任

 イラク戦争について考える

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